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タオルケット3枚

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舌とドット絵 2

ドット絵好きの理由は、ファミコン世代だからかもしれない。

でも俺が、ドット打ちの作業そのものを
好きになったきっかけは、また別にある。


それは俺が小学生の頃、
家にあったワープロで初めてドットを打った。


インターネットも携帯も無い、ポケベルがようやく現れたような時代。
当時のワープロには、登録していない漢字に対応するために、
自分でドットを打って文字を作る機能があった。

50×50くらいだったろうか、もちろん色は黒だけ。
大きさを覚えてないけど、とにかくその中なら自由に点を打てたわけ。

文字でなくても、何か絵が描けそうだと気付いた俺は、
その頃読んでいた漫画「ぼのぼの」のキャラクターの顔に挑戦した。
直線的なスナドリネコ、アライグマは簡単に出来たが、
シマリス、ぼのぼの辺りは曲線の表現に苦労した覚えがある。

文字として登録して印刷してみたりして、
誰に見せるでもなく、ただ独りでニヤニヤしていた。


拡大された画面でポチポチドットを打ち、
たまに原寸に戻してはバランスをみる。

あの頃も今も変わらない地道なドット打ち作業、
たった1ドットを消すか、動かすか。
微妙なバランスどりが、もう当時からたまらなく好きだった。


そんな初めてのドット打ちだったが、それ以上ハマることはなかった。
数年後、高校時代PHSを手に入れると、またドットを打つことになる。
by floy | 2009-09-08 02:03 | 日々感じるところ